下記のブログのように、試し掘りで有精卵乃至孵化を確認したらSETから3週間ほどで産卵木を回収し、新しい産卵木と交換します。
①産卵木の回収:回収した産卵木は、産み付けられた卵が孵化し、まだ初期の初令で割り出すまで、ビニール袋(千枚通しで小さな穴を開けておく)で保管します。
※複数のペアがいる場合は、混合しないように、ラベルを付けておく。
②割り出し:幼虫を割り出して、あらかじめ用意した菌糸ビン(私の場合は、ブロックから自詰めするので、詰めて最低でも1週間は待ちます)に入れていきます。
※少しバタバタしていて、割り出しが遅れました。幼虫は既に孵化後少し時間経過しており、へたすると2令になりそうな幼虫もいます。極太でも大型が欲しいので、少しでも栄養価の高い菌糸ビンへの投入は早い方が良いと思っています。
※菌糸ビンに入れる時に一緒に入れるため、幼虫が食べ進んだ「食痕」も一緒に回収しておきます。
③菌糸ビン投入:オオクワガタの場合、菌糸は「オオヒラタケ・ヒラタケ」を使用するのが一般的です。私は、長い間同じ銘柄(EXCEED CRAFT様のレビンG)を使っています。カワラ種に使う「カワラ菌糸」に比べると雑菌等にも強く、扱いやすいと思います。又、1週間ほどして菌糸ビンが白くなったら使えるのもスケジュールを立てやすくて良い点です。
写真1 写真2 写真3
①菌糸に穴を開ける。幼虫がすっぽり入る程度でOKです。回収した食痕を入れる(写真1)。
②幼虫を入れる(写真2)。
③食痕を上から被せる(写真3)。
私は菌糸ビン表面の菌糸の膜は面倒なので、取りません。
今後は、ガラス500㏄なら、約2か月後、ポリ800㏄なら約3か月後に菌糸ビンの交換となります。