2024/6/30 大型・極太系オオクワガタ:今期ブリード状況

 現在「大型・極太系オオクワガタ」の幼虫採取は、現在進行形です。

現状では、13ペアから145頭の幼虫を確保し、菌糸ビンに投入しているところです。

 

再ペアリングの必要性

 私の「今期のペアリング方法」は、

十分ゼリーを食べた♂♀(♂は顎縛り)を3~6日、同居ペアリングしました。

その後、産卵SETを組みます。SETは今流行りの菌糸ブロックや植菌材ではなく、昔ながらのクヌギ・ナラの産卵木によるものです。

SETして、10日程度の後、試し掘りを行い少しでも早く、有精卵を産むかどうかの確認を行いました。

【結果】この1回の同居ペアリングでOK(有精卵を産む)と判断した♀は、7頭(13頭中)でした。つまり、約半数の♀は、1回目の産卵では、産んでいなかったことになります。

 個人的な感想では、産んでない状況としては、「産卵行動はしているが、空砲」だったことが多いです。

 

「折角産卵SETを組んだのに産まなかったとしても、あきらめないでください」

 採卵や幼虫が出てこなかった♀は、♂が休養十分であれば、すぐに再ペアリングを開始します。今期は、再ペアリング後に再SETした「6頭の♀」は、運よく有精卵を産んでいるようです。再ペアリングは初回同様に「同居ペアリング」をしました。

勿論、再ペアリングでいつも生むようになるとは限りませんが・・・。

 ということで、今期はまずまず順調に幼虫を得ることが出来ています。通常1回のSETから10程度の卵(幼虫)が得られ、2回あるいは、3回のSETで、1ペアから20頭程の幼虫を確保するようにしています。

これで、計算上は、250頭程の幼虫を飼育することになりますが、途中で落ちてしまうケースも多々ありますので、すべてが成虫まで行くとは限りません。

良く生む♀は、沢山取れることがありますが、各ペアから均等に幼虫数を確保したいので、同♀に産卵数が集中した場合は、昨年同様に「BASE]の方に、出品するかもしれません。その時は宜しくご検討お願いいたします。