2023/6/7 大型・極太系オオクワガタ、今期ブリード(8)2回目のSETへ

 

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極太系のオオクワの採卵は苦戦中です。是非産んで欲しい♀に限って空砲だらけだったり、良くありがちとは言え、上手くいかないものです。

まあ、それでも何とか産んでくれてはいますが、極太系は数産まない♀も多いので、1♀で、3回SET  は組んでいきます。

①試し堀の卵

太めの千枚通しで、産卵痕をめがけて卵を取り出し、マット管理している卵が孵化したり、間違いなく有精卵と判断した場合は、約3週間で産卵木を取り出し、新しい産卵木を入れて、再SET(2回目)に入れています。

試し掘りで採卵した卵(2個)が孵化しています。これで有精卵確定です。この幼虫はまさに孵化したてですので、マットの中を移動し、食べたマットでお尻が黒くなるまでこのままプリンカップで管理します。その後、できるだけ早い時期での初令で菌糸ビンに投入します。

②産卵木、割り出し

試し掘りの卵は、早ければ2週間と少しで孵化します。2回目のSETに移行するときに1回目の産卵木は、ビニール袋(千枚通し穴を開ける。管理番号記載)に入れて、乾燥しないように管理します。この産卵木は3週間程度は保管してから、まだまだ初令の段階で割り出せるタイミングで割り出しをしています。

③割り出し

割り出しを行い、初令幼虫を菌糸ビンに投入です。あまりに孵化間もない幼虫や卵は、プリンカップ・マット管理し、少し成長や孵化を待ちます。

割り出した後の産卵木は、取り残しがある場合がありますので、産卵木を保管していたビニール袋に戻して、1か月くらいは様子を見ます。もし幼虫が孵化すれば、新しい材の削りカスが見えますので、分かり易いです。

④菌糸ビンの準備

菌糸ビンには、ブロックを手詰めして、2次発菌させた物をしようしています。もちろん費用的な面が一番ですが、詰めた時期が自分で分かりますので、管理もし易いです。

発菌には最低でも1週間はかかりますので、投入時期に合わせての準備が必要です。取れる幼虫の数は分かりませんので、この点では面倒です。

一応、菌が回ってから、1~2日はビンを逆さにして使用するようにしています。