昨年組んだタランドゥス(4系統)は、♀はほぼ羽化終え、♂が羽化済みか、蛹の状態です。結果的には、まずまずと言えばまずまず。
幾らかでも、カワラ菌糸の扱いに慣れてきたのか、うまく行くケースとそうでないケースがあり、暴れや、菌糸の劣化など、原因がつかめていない点も残ったまま、今シーズンの飼育に入っている状態です。
〇今シーズンの系統
上記表のように2系統で進んでいます。ともに♀にそこそこの大型を使用しています。大きくなる血を持った幼虫であることは重要ですが、その前のカワラ種の飼育レベルが追い着いていないので、結果は同じになるかもしれませんが・・・。
幼虫が大きくなるには、エサの食べ方が大変に大切になります。今回、プリンカップから1400㏄を経由して、2300㏄に入れた幼虫3頭です。今期の系統での初めての♂のビン交換となります。
ここまでは、そこそこ順調に来ていますが、問題はこの最終ビン(2300㏄)で落ち着いて食べてくれるかがポイントとなります。
交換結果が以下の表です。
①管理番号【TR6-1-9】
※1400㏄カワラボトル(自詰)に入れて、約2か月落ち着いて食べてくれて、食痕は色の濃い「茶色~焦げ茶」色で、暴れてないので、ネバりのある土のようです。
②管理番号【TR6-1-10】
※これも上記ボトル同様に、オオクワで言う「居食い」のようにあまり動き回らず、1400㏄カワラボトル(自詰)に入れて、約2か月落ち着いて食べてくれました。
③管理番号【TR6-1-17】
菌糸ビンに投入~羽化まで8~9か月とすると、
現時点で、初令でプリンカップ200㏄に入れて、約4か月。
更に、蛹室を作り始めて~蛹化するまでに約1.5ヵ月、蛹化~羽化までを1か月とすると、2か月間はこの2300㏄ボトルで暴れずに、「落ち着いて食べて欲しい」ということになります。
と言いながら、本日現在(6/16)既に動き気味で心配の種となっています。