【タランドゥス(レギウス)の植菌レイシ材を使った産卵】
①私は、殆どのケースで♀の導入孔を開けずに、♀の好きに任せています。
②この場合、放置されただけのレイシ材の端面から穿孔することが、殆どです(たまに側面もありますが・・・。
※プラケースにレイシ材(写真はMサイズ)を置くだけのSETです(ころころしないようにケースとの間に詰めますが)
※材の上に交尾の済んだ、十分ゼリーを食べて、体力のついた♀を置くだけです。(写真はレギウス♀)
③♀の穿孔
※レイシ材の端面は、レイシの膜が厚いときは剥がしています(材側面は剥がしていません)
※この写真のケースは、薄い膜が残っている方から穿孔しています。
※通常は材の芯が中心にありますので、それを避けて、材の右か左かどちらかに潜っていきます。
④産卵
※このケースでは、大きな産卵床(円で囲ったあたりが、タランドス♀が細かく材を削った産卵用の場所)
※多くの場合は、細かく削った場所と、材の境目辺りに産卵している。
⑤残ったレイシ材
※上写真のように、産卵床を取り除くと、ほぼ半分の材が残るケースが多いようです。
※タランドス、レギウスは、1か所に産卵床を作ってその中で産むので、材の半分しか使わないのです。
⑥残った材の再使用例
今回産卵の♀は、56㎜のGライン♀です。下記表のように、既に「54個」の産卵数ですので、新しい材を使うのはもったいないということで、既に産卵に使用して残った「半分材」を×2本使用しての「5回目の産卵」となります。
〇産卵SET(2024年3月4日)
※写真上側の材に潜ったようです。
〇2024年3月20日:割り出し
※この♀は多産系のようで、合計「67個」を産卵しました。お疲れ様です。
このように、材を有効利用するために、L材を使われる方もおられますが、M材、S材でも可能なようです。一度お試しを!!