2024/5/5 大型・極太系オオクワガタ:産卵SET試し掘り

4月12日から第一弾の産卵SETを組んで、4月30日に試し掘りしてみました。

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①4/30:試し掘り

 〇産卵SETの様子:産んでそうなSETは、このようにゼリーを食べており、産卵木を削った跡が多い。こんな時は少なくても産卵行動は取っている。

〇埋め戻しの痕:材中央に見えるのが埋め戻し(♀が穴を掘って産卵⇒削りカスで埋める)

いつもこんなきれいに埋め戻しが見つかるとは限らない。特に端面(材の切った側)に産むことも多く、この場合は埋め戻しが見つけにくい。

分かり易い埋め戻しを見つけ、産卵の有無・有精卵かの判断を行います。

〇卵の採取:上写真、埋め戻し場所より、卵発見。色は今一つの卵ですが、丸く膨らんでおり、有精卵である可能性が高い。

更に、埋め戻し痕より、極初令の幼虫が出てきました。これにより、このペアは、上手く交尾できていたことが確定し、後は、何度かの材交換により、必要量の卵を採取することになります。

〇卵の管理:私は、無添加のマットをプリンカップに入れて、管理し、孵化を待ちます(確認)。

埋め戻しがあっても、中に卵が無かったり(空砲は良くある現象)、卵が小さく、マットで管理しても、そのまま腐ったりで、無精卵と判断した場合は、再ペアリングで生み出すことも良くあります。

今回のように初令幼虫が出てきた場合は、少なくとも♂に生殖能力があることが確定するので、この♂を別の♀に優先して掛け合わせることができるようになります。