2023/4/30 大型・極太系オオクワガタ、今期ブリード(6)試し掘り

 

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例年はペアリングがしっかりできるように、数日同居⇒休憩⇒数日同居⇒休憩でしっかり掛かるようにしていましたが、今年は同居⇒休憩⇒産卵と短縮しています。上手くかからなかったりで、幼虫が採れない場合は、改めてペアリングのやり直しです。

1回目のSETを組んで、約2週間が経ちましたので、試し掘りをしました。

上記写真は、SET開始から4日目の様子です。産卵行動はしているようでした。

2週間後の産卵木の様子。埋め戻している箇所が見られます。この梅年の場所には卵がある予定ですので、試し掘りの場合は、この個所を太めの千枚通しを使って卵を1~2個取り出し、産卵木はそのままSETに戻し、産卵を継続してもらいます。

「産卵行動をしていない」又は、「空砲」等の場合は、再ペアリングなどの手段を講じなくてはなりません。又、上写真のように分りやすい「きれいな埋め戻し」ばかりではありません。分かりにくいケースも多いですので、産んでないと思って捨ててしまわない方が良いです。

3枚目の写真は、埋め戻していたのに中に卵がないケースで、この♀の場合約半数が空砲でした。

産卵行動をしているので、交尾はできているものと思われますが、ペアリングの重要さを感じます。

試し掘りで採卵した卵は、無添加の発酵マットで管理し、孵化するかを確認します。

孵化が確認できると、3週間を目途に産卵木を交換し、必要な幼虫数を確保するようにします。