2024/4/2 タランドゥスオオツヤクワガタの菌糸ビン交換。一度落とした体重は、戻るか?

今回は、4本のビンの交換ですが、内3本は、前期のビンで暴れたために体重を落とし、交換時に体に張りがなく、「フニャフニャ」状態だった幼虫が、体重を取り戻すか気になったため、交換しました。

①管理番号【TR5-4-18】このビンは暴れず、2本目の2300ccビンで、順調に成長していると思われる幼虫です。

※暴れることなく、落ち着いて食べた結果、順調に成長している。食痕のキメが細かく、濃い茶色の食痕。

②管理番号【TR5-4-4】3本目のビンで暴れ、1か月で交換。4本目のビンでは落ち着いて食べたため、1ヵ月で「26.5g⇒36.3g」に体重増加した。蛹化直前の暴れでなければ、ダイエットは、ある程度は、取り戻せるかも知れません。

※暴れることなく、落ち着いて食べた結果、順調に成長している。食痕のキメが細かく、濃い茶色の食痕。

※幼虫の体にも「張り」があります。

③管理番号【TR5-4-5】上記幼虫とほぼ同様の経緯。3本目のビンで暴れ、1か月で交換。4本目のビンでは落ち着いて食べたため、1ヵ月半で「26.2g⇒40.9g」に体重増加した。

※暴れることなく、落ち着いて食べた結果、順調に成長している。食痕のキメが細かく、濃い茶色の食痕。

④管理番号【TR5-3-11】上記幼虫とほぼ同様の経緯。3本目のビンで暴れ、1か月で交換。4本目のビンでは落ち着いて食べたため、1ヵ月で「30.4g⇒38.9g」に体重増加した。

※暴れることなく、落ち着いて食べた結果、順調に成長している。食痕のキメが細かく、濃い茶色の食痕。

2024/4/2 ババオオゴンオニ大型目指して⇒完敗確実な状況です。

大きなババオオゴンオニの羽化を期待して、4ペア体制でトライしてみましたが、結果がほぼ見えてきました。目も当てられない程の結果となっています。

使用した親は、とても良い血を持っていると思っています。つまり飼育のレベルが付いて行かなかったことになります。

結局、♂は、20gを達成した幼虫は1頭もいません。これでは、70㎜達成は困難です。ほぼ全ての幼虫は、菌糸ビンの中で早めに暴れ、じっくりと食べてくれませんでした。同じカワラ種のタランドゥスも暴れる傾向にはありますが、落ち着いて食べてくれる幼虫も比較的います。対してババが、こんなに暴れるとは・・・。

やはり、カワラ菌糸の扱い方が、正しくないということなのでしょう!

小さい個体ばかりですが、血は良いものを持っていると、思っていますので、羽化個体の中から親を決めて、何かしらの対策をたてて、もう一度トライするつもりです。

 

小さな♂の紹介:ちっとも大きくならず、ビンの交換だけは増える。この小さな♂も最終「13.5g」で、57㎜で羽化しています。

※他の♂もこんな感じで、「ニッパ」のような短い顎の♂ばかりが羽化しています。


2024/3/26 タランドゥスオオツヤクワガタ:使用後レイシ材の再使用

【タランドゥス(レギウス)の植菌レイシ材を使った産卵】

①私は、殆どのケースで♀の導入孔を開けずに、♀の好きに任せています。

②この場合、放置されただけのレイシ材の端面から穿孔することが、殆どです(たまに側面もありますが・・・。

※プラケースにレイシ材(写真はMサイズ)を置くだけのSETです(ころころしないようにケースとの間に詰めますが)

※材の上に交尾の済んだ、十分ゼリーを食べて、体力のついた♀を置くだけです。(写真はレギウス♀)

③♀の穿孔

※レイシ材の端面は、レイシの膜が厚いときは剥がしています(材側面は剥がしていません)

※この写真のケースは、薄い膜が残っている方から穿孔しています。

※通常は材の芯が中心にありますので、それを避けて、材の右か左かどちらかに潜っていきます。

④産卵

※このケースでは、大きな産卵床(円で囲ったあたりが、タランドス♀が細かく材を削った産卵用の場所)

※多くの場合は、細かく削った場所と、材の境目辺りに産卵している。

⑤残ったレイシ材

※上写真のように、産卵床を取り除くと、ほぼ半分の材が残るケースが多いようです。

※タランドス、レギウスは、1か所に産卵床を作ってその中で産むので、材の半分しか使わないのです。

⑥残った材の再使用例

今回産卵の♀は、56㎜のGライン♀です。下記表のように、既に「54個」の産卵数ですので、新しい材を使うのはもったいないということで、既に産卵に使用して残った「半分材」を×2本使用しての「5回目の産卵」となります。

〇産卵SET2024年3月4日

※写真上側の材に潜ったようです。

〇2024年3月20日:割り出し

※この♀は多産系のようで、合計「67個」を産卵しました。お疲れ様です。

 

このように、材を有効利用するために、L材を使われる方もおられますが、M材、S材でも可能なようです。一度お試しを!!

 

2024/3/26 タランドゥスオオツヤクワガタ:蛹⇒人工蛹室に

タランドゥスオオツヤクワガタは、♀を中心に蛹化してきており、スペース確保を兼ねて、人工蛹室に引っ越ししてもらっています。

①管理番号【TR5-4-7】13gの蛹でした。51~53㎜といったところでしょうか?

※多くのケースで、ビンの底で蛹室を作るので、蛹室作成途中に逆さにすることが多い。

※3本目に27gで入れたにしては、小さいような?

※手作りの蛹室に引っ越し。タランドスが作る蛹室は、国産オオクワなんかに比べ、大きい気がしますので、大きめの人工蛹室

②管理番号【TR5-3-2】15gの蛹でした。53~55㎜といったところでしょうか?

※20.6gで3本目に投入した幼虫でしたが、最後のビンで成長したんですかね・・。

③管理番号【TR5-3-5】14.6gの蛹でした。53~55㎜といったところでしょうか?

※31gの幼虫で、♂かも?と思って2300㏄に入れたのですが、♀でした。しかも、期待したほど大きくもない。残念ですね!

2024/3/23 タランドゥスオオツヤクワガタ:Dラインから初♂羽化

Dラインから1頭目の♂です。

管理番号【TR5-2-10】

4本目に投入時、30g弱で♂♀?としていましたが、♂でした。蛹で人工蛹室に移しましたので、蛹の体重を測っています。

蛹体重「21g」で、75.2㎜で羽化でした。もう少し縮んで75㎜でしょうか。

 

2024/3/22 大型・極太系オオクワガタ:羽化個体

羽化してきているオオクワガタの♂写真を撮りました。

今回撮影の個体は以下の4頭です。

①管理番号【5-17-20】

※佐賀:神崎産♂は羽化1頭目です。3本目で大きく縮んだので、75㎜と小さいです。

BASEの方で、販売することになると思います。

ただし、今は気温が低く、今暫く待機することになります。

②管理番号【5-4-2】

※蛹を見ると、翅が上手く体に巻き付いていないのですが、何とか自力でここまで羽化していました。ただ、前胸も翅もボコボコですが・・・。

極太系の迫力は、このディンプルからくるのかも知れませんが、さすがにB品ですか。

BASEの方で、B品として、販売することになると思います。

ただし、今は気温が低く、今暫く待機することになります。

③管理番号【5-28-1】

※管理番号【5-28】からは、初めての♂羽化です。アンバランスさんの♀とのアウトラインですが、70㎜と小さいながら、頭幅のせいなのか、雰囲気があります。

BASEの方で、販売することになると思います。

ただし、今は気温が低く、今暫く待機することになります。

③管理番号【5-4-24】

※800㏄ボトル:1本での羽化で、60㎜とかなり小型で、全くの普通個体でした。

BASEの方で、販売することになると思います。

ただし、今は気温が低く、今暫く待機することになります。

 

2024/3/22 ホペイオオクワガタ羽化が始まる

下記のように2系統で始めた「ホペイオオクワガタ」ですが、ポロポロと羽化が始まっています。

kuwa-breeding.hatenadiary.jp

B系統から管理番号【5-2-4】

※親越えはできていませんが、少しだけ雰囲気がある個体です。

体長:72.5㎜と小さいです。