今回人工蛹室に移した幼虫ですが、中々蛹室作成・蛹化せず、セミ化の危機を感じていたものです。下記のように菌糸交換の回数も多く、温度変化や交換のショックで何とか刺激を与えようとしていることが分かります。
5本目のガラス瓶1500㏄は、他の幼虫が蛹(前蛹)となり、人工蛹室に移した中古菌糸ビンです。きれいに蛹や前蛹を取り出せば、新しい菌糸でなくても蛹化のスイッチを入れることが出来たりしますので、私はこのように再利用を良く行います。
管理番号【4-18-1】ビンの裏側には他の幼虫が蛹室を作った跡があります。
このラインの同腹には良い個体が多く出ましたので、何とかうまく羽化まで行きたいと思います。体重も重くないので、蛹化さえうまくいけば期待できます。
ちなみに、このビンはまだ使えそうでしたので、同じくセミ化リスクのありそうな「幼虫の入れ替え」に使用しました。